高齢者が筋トレを行う必要性とその理由
65~74歳まで後期高齢者と言われる方におすすめされる運動としてヨガ・水泳・スポーツ・ウォーキング・筋トレなど健康に良いとされる運動はたくさんあります。
その中でも私は筋トレを一番おすすめさせていただいております。
おすすめする理由は私がパーソナルトレーニングジムという筋トレジムを経営しているということもありますが、今まで200名以上の方をご指導させていただき、実際に健康になっていただいたという実績もあります。
この記事ではなぜご高齢の方に筋トレが効果的で健康になるきっかけとなりうるのかを詳しくご説明させていただきます。
この記事をお読みいただき少しでも筋トレにご興味を持っていただければ幸いです。
高齢者に筋トレは必要なのか?
なぜ、高齢の方に筋トレが必要なのか?
高齢の方に筋トレが必要な理由として筋肉の減少が大きく関わっています。
筋肉は遅筋と速筋という2種類の筋肉があり、この2種類の筋肉のうち年齢とともに遅筋よりも速筋が大きく減少すると言われています。
その理由をわかりやすく説明します。
まずこの2種類の筋肉の特徴についてご説明します。
特徴 |
筋繊維の太さ |
発揮できる力 |
|
遅筋 |
持久力 |
細い |
弱い |
速筋 |
瞬発力 |
太い |
強い |
遅筋・速筋は上記のような特徴があります。
速筋の割合が減少するとどういった影響が出るのかを簡単に説明します。
- 瞬発力低下→とっさに動こうとしても体がついてこない
- 筋肉が細くなる→体を支えにくくなりあちこちに痛みが出る
- 力が出なくなる→重いものが持てなくなる
この影響を見ると年齢を重ねると感じる体の衰えと同じではないでしょうか?
年齢とともに速筋が減少する理由
速筋が減少する理由として、遅筋と速筋の活動条件があります。
普段、遅筋と速筋は活動に適したタイミングで自動的に使う筋肉を切り替えながら動いています。
歩いたり、姿勢を保ったりなど日常生活のほとんどは遅筋が優位に使われ、とっさに動いたり、重いものを持ったりする時には速筋が優位に使われています。
年齢を重ねるごとにとっさに動いたり、重いものを持つ機会は少なくなる人がほとんどです。
速筋が使われなくなると速筋は不必要と判断され退化し少なくなっていきます。
その結果
重いものが持てなくなったり、あちこちに痛みが出たりということにつながります。
体の衰えの原因になる速筋を減らさないようにするにはどうすれば良いのか?
その答えは速筋を意識的に動かしてあげればいいのです。
意識的に動かす運動として最も効果的なものが筋トレだと考えています。
- 遅筋優位の運動→マラソン・サイクリング・ヨガ
- 速筋優位の運動→短距離走・重量挙げ・筋トレ
筋トレで速筋を動かすためには筋肉にある程度強い負荷を与える必要があります。
高齢の方の筋トレでは闇雲に重さを使うトレーニングではなく、動いていないもしくは動きの悪い筋肉を見極めてその筋肉に正しく負荷を与えるトレーニングを実施することで速筋が動き筋肉が強化されます。
筋トレで速筋が強化されることにより膝の痛みや歩いたり階段を登ったりなど日常生活を格段に楽にすることが可能になります。
ただ、高齢の方のトレーニングは怪我のリスクがあることは確かです。
怪我をしないためにもパーソナルトレーナーをつけて筋トレを実施することが安全で効果が高くおすすめの方法だと考えます。
京都北山essenceでは現在70歳代のお客様にもトレーニングにお越しいただいています。
無理な重さを使わずにまずは30分間ストレッチや自体重でのトレーニングを行い体があったまった頃に、トレーニング機材を使い無理なくトレーニングに励んでいただいております。
この記事を読んで頂き、ジムをお探しの方はぜひ一度無料相談体験にお越しください。
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